歴史を語る絵皿

第一次世界大戦　ディナンの戦い　1914年

現ベルギーのディナンの町は、ミューズ川渡河地点として戦略的に重要な地とされ、中世から第二次世界大戦まで、戦闘や内乱の舞台となりました。
第一次世界大戦中の1914年8月4日、ドイツ軍はベルギーとルクセンブルクに侵攻しました。
ベルギーと同盟関係にあったフランスとイギリスはベルギーに進軍し、ディナンではフランス軍が山の上の城塞の守りを固めました。
8月15日、ドイツ軍はフランス軍を襲撃、昼前には城塞からフランス軍を追い出し、続いて町からもフランス兵を追い出しました。
後にフランス大統領となるシャルル・ド・ゴール少尉は、城塞奪還の攻撃中、手前に見える橋を渡ろうとして足を負傷したとのこと。
現在橋は再建され、シャルル・ド・ゴール橋と呼ばれているそうです。

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第一次世界大戦　アントワープの占領　1914年

ベルギー第２の港湾都市、アントワープ（アントウェルペン）は、「フランダースの犬」の舞台、画家ルーベンスの故郷、ダイヤモンドの街としても有名です。
第一次世界大戦時、西部戦線におけるドイツ軍の対フランス侵攻作戦計画（シュリーフェン・プラン）に基づき、ベルギーに侵攻したドイツ軍は、1914年8月5日～16日のリエージュの戦いで、リエージュ要塞を占領しました。
ベルギー軍の退却地点となったアントワープは、同9月28日～10月10日のドイツ軍による激しい攻撃で占領され、ベルギー軍は、さらに西へ退却していくのです。
1918年、第一次世界大戦が終わり、1920年の夏季オリンピックは、このアントワープで開催されました。

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